2013.9.4

スピード復旧成功しました★★★★★

成功事例7 リビルドに失敗したTerastationからのデータ復旧

お客様からの症状

社内でファイルサーバーとして使用していたHS-DH3.0TGL/R5が、急に他部署からアクセスできなくなったと連絡を受けました。お盆で一部の部署しかいない状態でしたが、すぐにかけつけて確認を行ったところ、2番のHDDにエラーが発生していました。
交換用のディスクを使用してRAIDの再構築を行いましたが、約20%程度完了したところで全く動かなくなり、再起動を試みたところ完全に動かなくなってしまいました。

このTerastationは今年分のデータがすべて入っており、一部しかバックアップはとれていないので大変困っておりました。何とか休み明けにはデータを取り戻さなければと思い、連休中も対応していただける復旧業者を探し、出張の実績が多いと言う事でお願いすることにしました。

診断内容

4台のHDDを取り出し、まず物理障害がないかどうかディスク診断を行いました。2番HDDが認識不良で、クローンの作製が必要な状態になっていました。その他のHDDについては、異常はありませんでした。

2番HDDのクローンディスクが完成後、RAIDデータ復旧専門機材で再度RAIDの再構築を行おうとしたところ、リビルドがかかっていたため、論理領域の情報が書き変わっていました。そのため修正を行い、論理領域へのアクセスを行ったところ、データの取得ができることを確認しました。

復旧結果

リビルドに失敗したTerastationから約90％以上のデータ復旧に成功しました！

専門スタッフの対応・コメント

RAID5はHDDを1台故障で失っても、そのまま稼働させることができます。
またディスク交換を行い、リビルド作業を行うことで改めて再運用をすることも可能です。
しかし今回のケースのように、まれに1台のHDDを何らかのトラブルで失うことにより、利用できなくなることも事実です。1台でもトラブルが発生した場合は、立て続けにトラブルが起こる事もありますので、全データのバックアップを確保していただいた上で、リビルド作業を行うことをおすすめします。

もし今回のように、トラブルが発生してしまってから対応を行うのであれば、
復旧専門業者にまずはデータの確保を依頼してから、リビルド作業を行うことをお勧めします。

また自力で復旧を行うのではなく、まずはデータ復旧専門業者である弊社にご相談いただきますよう、お願いいたします。

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